教育の未来を考える 〜New Education Expo 2017レポート〜

1 教育関連企業出展ブースのレポート

まずは、最も賑わっていた「未来の教室を体感! フューチャークラスルーム」のブースから。

私が訪れた時間帯にはアップル社が無料で提供しているプログラミングアプリ、「Swift Play groumds」の体験が行われていました。iPadを使ってコーディング(プログラミングの言語を書くこと)をするデモ授業を体験させてもらいましたが、いよいよ小学校から「プログラミング」が本格的に授業に取り入られるタイミングであり、皆さんの関心の高さがうかがえました。

それにしても、さすがアップルのアプリ。デザインが秀逸ですね。今後も様々なプログラミング教材が充実していくことは間違いなく、学校現場でプログラミングの授業がどうなっていくのか楽しみになりました。

  経産省の報告(リンクのスライド2ページ目参照)にもあるように、日本では近い将来IT技術者の不足が深刻な問題となります。こうした義務教育段階で学んだ生徒さん達がどのように育っていくかは教育現場の取組にかかっています。学園の各学校も連携してこのプログラミング教育に対応して行く必要がありそうです

未来の学習空間を体験するミニセミナー参加者の皆さん

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この体験ブース以外にもたくさんの企業がICT教育教材や設備備品のブースを出展していたので、その一部を写真でご紹介したいと思います。

電子黒板や、マルチメディアディスプレイ、プロジェクター等の教室備品の機能が高度化していることはもちろんですが、これから各学校でのWiFiが整備されることを見越したシステムの展示も多く見られました。

後ほど、セミナー報告の中でも触れますが、次の学習指導要領案には具体的にアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学びの実現)の考え方が取り入れらるため、AIやIoTなど革新的なICT技術をどう利用して授業改善していくかは大きな課題です。既にアクティブラーニングは高等教育ではなく、初等中等教育における学びのキーワードとなっているようです。

※次期学習指導要領についもう少し知りたい方のためのリンクはこちら↓
学習指導要領改訂 新たな学びは実現するのか」(時論公論)NHK NEWS WEB 西川龍一解説委員 

電子黒板にウェブがつながることでさらに多様なことが出来るようになっています
東京書籍さんが作ったPBL教材、授業ではデジカメやタブレット等を使って校外学習の成果をまとめることを想定した、アプリケーションを提案されていました
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デジタル版の音楽のテキスト。これは楽しそうです。
タブレット付きの電子顕微鏡です 理科の教材にもICTが活かされたものが増えていきそうです
AI搭載のコミュニケーションロボット。遠隔授業サポートや、不登校などの生徒さんを想定した家庭学習などへの応用を考えているのだとか。。。


レゴマインドストームのプログラミングキット…タブレットを使って軽快にコード変更ができます。本学主催のロボット教室でもタブレット使用に移行していきそうな気がしました。

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